
今回は、富山を拠点とするサンショーズガレージサービスが、
岐阜県のお客様よりご依頼をいただいたオーバーヘッドドアの修理事例をご紹介します。
対象は2台用のガレージで、スプリングの破損に加え、タイヤ(ローラー)部分のブラケット不具合も発生している状態でした。
現地確認の結果、スプリングは左右ともに劣化が進行しており、片側は完全に断裂している状態。
さらに右側のタイヤブラケットが外れており、ドアの開閉バランスにも悪影響を及ぼしていました。
本記事では、実際の作業内容と工程、注意点について詳しく解説します。
■ ご依頼内容と現地状況
お客様からは「ガレージドアが重く、途中で止まる」「モーターだけでは開けれない」といったご相談をいただきました。
現地で確認したところ、
・トーションスプリングが片側断裂
・もう片側も著しく劣化
・右側ローラー部のブラケット脱落
・開閉時の異音および引っかかり
といった複数の不具合が確認されました。
スプリングは見た目以上に負荷がかかる重要部品であり、1本のみ交換するとバランスが崩れるため
今回は左右2本とも交換する方針としました。
■ 作業工程①:破損スプリングの確認

添付画像は、実際に破断していたスプリングの拡大写真です。
中央部分で完全に切れており、金属疲労による典型的な破損パターンです。
スプリングは使用回数(開閉回数)に応じて寿命があり、一般的には約1万回程度で劣化が進行します。
今回のケースでも、経年劣化により限界を迎えていたと考えられます。
まずは既存のスプリングを安全に取り外す作業から開始します。
スプリングには強いトルクがかかっているため、専用工具を用いて慎重にテンションを解放しながら分解します。
■ 作業工程②:スプリング交換(左右2本)

添付画像では、交換後のスプリングの状態が確認できます。
新品のスプリングは均一な巻きと張力を持ち、ドア全体のバランスを適正に保つ役割を果たします。
今回のように2台用ガレージの場合、ドア重量が大きいため、スプリングの選定(長さ・線径・巻数)が非常に重要です。
適切なスペックを選ばないと、モーターへの負担増加や再故障の原因となります。
■ 作業工程③:ブラケット脱落の状態

画像は、修理前のブラケットが外れている状態です。
固定部分のビスが抜け、プレートが浮いているのが確認できます。
このような状態はスプリング不良による負荷増加や、長年の振動によって発生するケースが多いです。
スプリングが正常に機能していないと、こうした二次的な故障が連鎖的に起こるため早期対応が重要です。
■ 作業工程④:ブラケット修理(ローラー部)

右側のタイヤ(ローラー)ブラケットの修理を行いました。
画像が修理後の状態です。本来、ブラケットはしっかりと固定されている必要がありますが、
今回の現場では固定金具が外れローラーが正常な軌道からズレていました。この状態ではドアの開閉時に歪みが生じ、最悪の場合レールから外れるリスクもあります。適切な位置に再固定し、強度を確保した上で動作確認を行いました。
■ 作業工程⑤:モーターによる動作確認
